2023/06/24
屋根も毎年の台風や集中豪雨、竜巻などが起きると飛来物で瓦が割れたり、瓦の一部が吹き飛ばされたり、剥がれたりすることがあります。しかし屋根の上まで上がって確認するようなことは危険でもあり中々不具合の起きていることを発見することは難しいものです。少しでも室内に雨漏りの気配が見られたらその原因や場所を特定して早めに修理をしておくと手遅れにならずに済むものです。ではどういう風にその場所を特定すれば良いかというとコンクリート建物の場合には最近では電気抵抗試験方法で場所を特定する方法があり確率は9割以上と言われています。
騒音を発することもなく漏水箇所ではこの電気抵抗値が大きくなることで漏水箇所を見つけることができるとされています。木造の場合には瓦の割れや金属屋根の場合、下地の防水紙が屋根材の劣化に従って傷んで来てこれが破れる場合があります。そうなると下地の木材も腐食しますし雨漏れに繋がることがあり、下地木材からリフォームを行う必要も出てきます。金属屋根ではずれや釘の抜けかけ、日本瓦では棟瓦の抑えの漆喰の劣化などが原因となることもあります。
屋根雨漏りの修理は場所が特定できない状態でいきなり施工業者に依頼しても完全に屋根雨漏りが止まない場合もあります。そういう場合には専門家に場所を特定してもらい、その上でその道の施工業者に依頼するほうが効率的となります。屋根雨漏りの修理ではやはり複数の業者による相見積もりをとるのが内容を比較したり工事費の違いが分かったりして効率的に進むことが多いものです。